冬到来、降雪前にサビ対策を…融雪剤がサビの原因に
タイヤショップツーエルです🤣
だんだんと涼しくなってきましたね!今年は去年と比べ台風が少ないように思います。
今年の冬は積雪があるんでしょうか??
さて本日は・・・冬になる前に準備をしましょう
冬になると道路にはたくさんの融雪剤がまかれています。
「融雪剤」とは一体どんなものなんでしょうか?
よく道路で融雪剤を撒いている光景を目にすることがありますよね。
粉のようなツブツブのものを撒いていますよね。
融雪剤とは、雪や凍ってしまったものなどに溶かす効果を促す薬品で主に、融雪・融氷効果や凍結防止効果、粉塵効果などあるものがあります。
発熱効果や液体の凝固点を下げる効果があり、雪や氷を固まりにくくしてくれます。
雪が降る前や凍結してしまったときに融雪剤を撒いておくことで、積雪による凍結を防止できます。
積雪そのものを溶かしてくれる効果があるので、特に雪の多い地域では欠かせないものになっています。
凍結のひどい道路では、警察や道路関係者などが融雪剤を利用していて、積雪や凍結による事故を防止するのに利用されています。
融雪剤の成分は「塩化カルシウム」や「塩化ナトリウム」で、積もっている雪が塩分を含むことで融けやすくなります。雪が融けてコンクリートが見えている道路は走りやすいものですが、その周りには塩分を含んだ融けかけている雪や水たまりが出来ています。
その水たまりなどの上を車が通ることで、タイヤが塩水を跳ね上げボディ下部に塩分が付着します。また、前方を走る車が巻きあげた塩水を浴びることでボディ前方にも塩分が付着します。その塩分がずっと鉄の部分に付着することでサビが発生し、ボディ全体に進行します。
特に水が溜まりやすい場所はリアタイヤハウスにある爪の裏側で、そこからサビが発生することが多いパターンもあります。
クルマはそもそもサビるもの
クルマの表面は塗料やコーティング剤で覆われているのでサビにくいから。だから、クルマを擦ってしまったり、飛び石などでキズがついたりで鉄の部分が露出しない限り、サビが進行しないんです。
塩分はクルマの天敵
では、どんな部分がサビやすいのでしょう?
それは、構造上袋状になっており水が溜まりやすいボンネットやドアの内側。そして、走行中常に飛び石や砂利の攻撃を受け続けているクルマの底面。こういった普段あまり目にしない部分がサビやすくなっています。
ちなみに塩分は鉄の天敵で、沿岸部の潮風を受ける建物が軒並みサビているのを目にしたことはあると思うが、クルマも同様で、沿岸部に行った後は丁寧に洗車をして、塩分をとってあげないとサビの原因になってしまう。また、意外と見落としがちなのが積雪地域のサビ。これは、道路の雪を溶かすために撒かれる凍結防止剤や融雪剤が原因だ。これらの正体はいわゆる「塩」。つまり、これが撒き上がりクルマに付着すれば当然サビの原因になる。
また、意外と見落としがちなのが積雪地域のサビ。これは、道路の雪を溶かすために撒かれる凍結防止剤や融雪剤が原因です。これらの正体はいわゆる「塩」。つまり、これが撒き上がりクルマに付着すれば当然サビの原因になる。
サビを放置すると大事故に
目に見えないところで進行するサビ、これを放っておくと大変なことになる。
ボンネットやドアの内側のサビを放置すると、そのうち車体に穴が開いてしまう恐れがある。そこまで進行してしまうと当然、修理代も莫大な額になってしまうし、中古買取の査定価格も大幅に下がってしまう。
そして、底面でのサビは露出している金属パーツを腐食させ、走行中に振動で落下させることもある。
融雪剤による塩分を含んだ水が原因で発生するサビを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
塩害ガード(アンダーコート)を塗布してサビの発生を抑える
鉄の部分がむき出しであることが多い下回りに「アンダーコート」「塩害ガード」などと呼ばれている塗装をしておくことで、サビが発生する確率を低くすることができます。1回かけておけば絶対に錆びないというわけではなく、発生する確率を下げてくれるので、洗車と併用して行うとより効果が高まります。
こまめに下回りを中心に洗車して融雪剤の塩分を落とす
冬でも下回りを中心にしっかりと洗車をすることが大切で、せっかく洗ってキレイにしても走行するとすぐに汚れます。ですが、融雪剤の塩分を落とすことができるので冬の洗車は汚れを落とすことは二の次で、融雪剤の塩分を落とすことが目的と考えるといいです。
「冬の間は一切洗わず融雪剤の塩分を付着させたまま春を迎える車」と「冬の間でもこまめに洗って定期的に塩分を落としている車」とではサビの発生率がまったく違います。
私もスノーボードに行った後はいくら疲れてもやりますよ(^^♪
融雪剤の塩分はボディや下回りに錆びを発生させる原因になるので、月に1~2回程度コイン洗車場の水だけでもいいので、下回りを中心に洗っておくといいでしょう。ガソリンスタンドに設置されている洗車機でも「下部洗浄」のオプションをつけると自動で洗ってくれるので寒い冬でも楽です。
融雪剤によって融けた塩分を含んだ雪解け水は、春になって雨や清掃車が洗い流してくれるまでずっと道路に残っているので、春になっても油断せず月に1~2回、できれば週に1回洗車を行うことでサビの発生率を抑えることができます。
特に高速道路は融雪剤を大量に撒いていることが多く通ったあとは、融雪剤の巻き上げなどにより真っ白に汚れます。このまま放っておくと塩分によってボディコーティングが弱ったり、サビが発生することがあるので、すぐに洗車するようにしましょう。
降雪地帯ではなくとも、スキーやスノーボードなどで雪山に行ったあとは融雪剤を撒いている道を走っていることも多いので、洗車してあげるとサビが発生する確率も低くなります。
ちなみに錆は融雪剤だけではありませんね!
ぶつけた・擦った傷はむき出しのままではサビやすいので必ず直す
ぶつけた・擦ったところは、ボディカラーなどの塗装が剥がれて鉄の部分がむき出しになっていることが多く、むき出しになっている鉄板は塗装のガードが無い分サビやすくなっているので、塩害ガードや洗車をいくら頑張っても錆びが発生することもあります。
ボディなどの鉄板部分をぶつけた・擦った時は「このくらいなら大丈夫」と思わず、直しておくことで融雪剤による錆びが発生しにくくなります。
冬になる前にはタイヤも準備しましょうね!
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