ドリフトの起源って!?

ドリフトの起源は色々な説があるが、世界で最初に始めたのはタツィオ・ヌヴォラーリと言う名レーサーらしい。

日本では、一番最初に始めたのは高橋国光氏だそうです。今では沢山の伝説を残したドライバーで、当時はレースで速く走る為に「サーキットにドリフト走行」を
誰よりもいち早く、積極的に取り入れ表彰台の常連だった。

ドリフトするのに適した車両

基本的にはFRの車かもしくは4WDの車です。(4WDの車の場合はセンターデフを弄るかフロントドライブシャフトを抜く)

ドリフトに適したタイヤって?

1.フロントタイヤ
「フロントタイヤ」に求める要素は、大きく分けると、「グリップ力」と「剛性」です。
これらは、ハンドルでのコントロール性能に直結する重要な要素になります。
まず、「グリップ力」ですが、ドリフト状態(オーバーステア)を維持し易くする為に、
「リアタイヤ」に負けない程の「グリップ力」が「フロントタイヤ」に求められます。

そうする事で、「フロントタイヤ」が、しっかりと路面を捉えて、ドリフトのきっかけ作りやドリフト中のコントロールもやり易くなります。
ですので、「グリップ力の高いタイヤ=ハイグリップタイヤ」が重要です。
そして、「剛性」ですが、ハンドルを切り込んだ際に車が応答するまでの時間に影響があり、より素早く応答させる為に、「高い剛性のタイヤ」が大事です。

2.リアタイヤ
「リアタイヤ」に求める要素は、大きく分けると、「剥離耐性」と「寿命」と「剛性」です。まず、「剥離耐性」ですが、ドリフト中の「リアタイヤ」は、激しく空転しながらスリップし、異常な程の「摩擦熱」が発生しています。「剥離耐性」が低い場合、タイヤのゴムがボロボロと剥がれ落ち、最悪の場合は、タイヤが破裂(バースト)してしまいます。よって、「剥離耐性の高いタイヤ」が支持されています。

ドリフト中の「リアタイヤ」は、「数分~数時間」と非常に短い寿命となってしまいます。
そこで、「寿命の長いタイヤ」が支持されています。最後に、「剛性」ですが、こちらは「フロントタイヤ」同様に「高い剛性のタイヤ」が支持されています。

他にも、「グリップ力・熱ダレ耐性」も「リアタイヤ」に求める要素として挙げられています。
「グリップ力」については、マシンとドライバーに合わせて適正な物を選ぶと良さそうです。初心者の内は、「グリップ力」が低いタイヤの方が、
「リアタイヤ」を滑らせ易いのでオススメです。

ドリフトタイヤの適正サイズは?

ほとんどのドリフト車は、「純正タイヤ・ホイール」から、適正な「タイヤ・ホイール」へ変更されています。
そこで、適正サイズについてです。
まず、FR車全般に言える事ですが、「フロントタイヤ」は、操舵感やタイヤハウスの広さ等の事から、「リアタイヤ」より小さいサイズやインチにしている事が多いです。

そして、ドリフトの場合の適正サイズは、「その車の馬力」で「インチ」、「ドライバーのスキル」で「タイヤ幅」を大まかに決める事ができます。
とは言え、厳密には車種によって異なったり、例外も沢山ある為、どのタイヤサイズにすれば良いのか分からない時の目安程度にお考え下さい。

あと、「扁平率」が小さい程、車の動きがダイレクトになり、ドリフトがやり易くなります。同時に乗り心地が悪く感じる場合があります。

ドリフトタイヤの空気圧について

タイヤの空気圧は、「グリップ力・剛性・剥離耐性・寿命」に関わる重要な要素です。
空気圧は車種によって規定値が存在しますが、ドリフト車では、あまり意識する事がありません。

ドリフト車のタイヤの適正空気圧は、「ドライバーがタイヤに求めるフィーリング」によって決まります。
一般的な空気圧の合わせ方としては、以下になります。
タイヤは走行すると摩擦熱で温まり、タイヤ内の空気は膨張し、空気圧が上昇した状態を「温間時」と言います。

①まず、温間時を予測し、空気圧を適当にセットします。例えば「冷間2キロ」スタート。
②ウォーミングアップ程度にドリフト走行し、4輪のタイヤを温めて、空気圧を再度測定する。
③ウォーミングアップ時のフィーリングから判断して、
「グリップ力を上げ、剛性を下げるなら、空気圧を下げる」
「剛性を上げ、グリップ力を下げるなら、空気圧を上げる」。
④「②と③」を繰り返して、そのタイヤの適正空気圧を見つけ出します。

この作業は、「タイヤサイズ・タイヤの銘柄・タイヤの溝の量・路面状況・気温」等で適正空気圧は変化するので、その都度行います。
慣れれば、簡単に適正空気圧を決めれるようになります!ちなみに、空気圧を高くすると、「白煙」が出やすくなります。
逆に空気圧を低くすると、「剥離耐性・寿命」が向上します。管理人は、前後「温間2.5キロ」と低めに設定する事が多いですが、
人によって異なるので、自分の好みの空気圧を開拓してみて下さい!

ドリフト初心者には滑りやすいタイヤ

ドリフトでは、まず、定常円旋回や8字旋回などで練習を始めます。
最初のうちは、広いジムカーナコースなどを使って、リアを滑らせることが練習の基本。

そこで、サイズやグリップなどは別として、「滑らせ易いタイヤ」が最適と言えます。
扁平率も高め、空気圧も高めに…。
そしてグリップ力の低いコンフォートタイヤや、すでに使い古した後でスリップサインが出ているタイヤなど、とにかくグリップ力がなく、
滑り出しが早いタイヤでリアを滑らせる練習をするのが良いです。

コンパウンドの硬いものを選びましょう。
ただし、フロントはちゃんと良いものを履くのがポイント。フロントが滑りにくければオーバーステアにしやすいですので、よりリアを出しやすくなります。

ドリフトできるようになってきたら

この段階では、ある程度グリップはするけど、滑らせ易いタイヤ、というのがポイント。
ドリフトはリアを滑らせて走る競技ですが、どこまでも滑っていけばよいわけではありません。
その動きを自在にコントロールする必要があります。
ある程度、横幅を持たせたり、キャンパー角の調整なども始める頃と思われるので、ハイグリップタイヤとまではいかなくとも、方向性のあるスポーツタイヤを選ぶほうが良いでしょう。 ドリフトでは横に滑るのではなく、テールをスライドさせつつも前に進むことが重要です。
これがある程度のレベルになれば、前後とも同じ性格のタイヤを履いて、フロントもリヤもコントロールする練習をするのがベストです。

ドリフト用タイヤの紹介