タイヤショップツーエルです。少し涼しくなってきましたね!!季節の変わり目は風邪ひきに注意しましょう(^^♪
さて本日は、今更聞けない!!タイヤの溝の役割について
タイヤの溝は基本的に路面とタイヤの間の水を排出するためです。
例えば、スピードを追求するモータースポーツで用いられるタイヤには晴天用と雨天用の2種類が用意されています。
スリックタイヤと呼ばれる晴天用のタイヤには溝がありません。溝が無くなるとタイヤと路面の接地面積が最大になります。これにより駆動力や制動力を最大まで伝えられるようになっています。
一方、レースの途中で雨が降り始めたらレインタイヤと呼ばれる専用のタイヤに履き替えます。レインタイヤには溝が彫られており、また材質も晴天時のタイヤに比べて柔らかめの素材で作られています。
これを踏まえて・・・
タイヤの溝は、濡れた路面を走る際、タイヤと路面の間に入り込もうとする水の排水路として設けられている。大雑把に言うと、タイヤの溝には縦溝と横溝の二種類があり、排水の主力になるのは縦溝です。
一般道の場合、雨が降っている中を走行することも多く、雨に濡れた道路を溝の無いタイヤで走った場合、水の上に浮いてしまうハイドロプレーニング現象が起きる恐れがあります。そうなるとブレーキをかけた場合に滑ってしまいブレーキが効かないというトラブルが起きてしまいます。
しかしタイヤに縦溝が掘られていればその溝から水を排水することが可能になるためハイドロプレーニング現象が起きにくくなります。
縦溝があることにより常に排水を行うことが出来るため雨などの濡れた路面でも安全な走行が実現できていることになります。もし縦溝が無ければそれだけ直進性が失われることになるので、溝のすり減ったタイヤでの走行は非常に危険だと言えます。
この溝の体積でタイヤの排水性が決まるが、溝が多すぎると、一つひとつのブロックが小さくなってブロック剛性が落ちたり、接地面積が減るので、ドライグリップだけを考えるとマイナスになるのでバランスが重要です。
タイヤには縦溝だけでなく横溝も掘られています。この横溝には路面をしっかり掴むという役割があり横溝があることにより安定した走行が可能になっていると言えます。
縦溝には排水の役割があると言いましたが横溝にもそれを補助する役割があり、縦溝で排水した水分を横溝を使って外部に流し押し出していることになります。
その為、縦溝と横溝が組み合わさることで更に安定感が増すことになります。横溝にはどんな路面でもその路面を掴む役割もあり、砂やデコボコの道や雪道と言った道であっても、横溝が掘られていることによりその溝で路面をホールドすることが出来ます。
もし縦溝だけだった場合には横滑りしてしまう恐れもありますが、横溝があることにより横滑りを抑える役割もはたしていることになります。その為タイヤの横溝にも縦溝同様の重要な役割があると言えます。
タイヤの溝の形=トレッドパターンには、この排水性の他にも、「駆動力と制動力の増加」「操縦安定性や放熱性の向上」「デザイン面の美しさ」などの役割があり、直進性や、剛性感、ノイズなども、トレッドパターンに左右される。
ちなみに、横溝の周方向の間隔=ピッチが等間隔になると、特定の周波数のパターンノイズだけが大きくなって耳障りになるので、横溝の間隔はあえて不等ピッチになるように設計されています。
タイヤに求められるのはグリップ力だけでなく全天候の中で安全に走行できる走行性能、どんな道でも問題なく走れる対応力が必要になると言えます。タイヤの溝にはそれらに対応できる性能が備わっているわけです。
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