アメリカではスタッドレスタイヤは使わない?
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さて、日本では、冬が降る地域ではスタッドレスタイヤを装着する車が多いですが、
国が変われば、スタッドレスタイヤを使用しないところもあるようです。
米国、カナダでは緯度からみると、北部は北海道と同じ気候で、冬は雪が積もり、気温は普通にマイナス10度ぐらいになります。
しかしスタッドレスタイヤはあまり使われてなく、夏でも冬でも使える「オールシーズンタイヤ」が使われているようです。
「なぜ スタッドレスタイヤではなく、オールシーズンタイヤが使われるか?」っというと、
北米では雪が降ると、高速道路をはじめ、役所の道路局が道路に雪を溶かす「塩化カルシウムの粒の融雪剤」をまきます。
ですから、普通のタイヤで高速走行ができます。
しかし吹雪や、豪雪になると、この融雪剤の散布が間に合わないので、雪道を通常のタイヤで走ることになります。
それでもみんなオールシーズンタイヤで走ります。
世界的にはスタッドレスタイヤを製造販売しているタイヤ会社は日本のタイヤメーカーの他には、ヨーロッパのミシュラン、コンチネンタルタイヤ、ピレリ、さらに米国のグッドイヤー、韓国のハンコックタイヤ等があります。
アメリカでもブリヂストン、横浜ゴムがスタッドレスタイヤを販売していますが、アメリカ人はあまり買いません。
タイヤの減りが早いので、オールシーズンタイヤで十分らしいです。
国の文化かもしれませんが、融雪剤をまくので、そのうち雪が解けるから待てばいいということかもしれませんが、
日本では当たり前のスタッドレスタイヤ、チェーン装着は北米ではほとんどないようです。
考え方の違いだったり、今までの歴史かもしれません。
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