タイヤの回転方向には注意!!

タイヤショップツーエルです。
10月になってから、一気に秋らしくなって、肌寒くなりましたね⭐
コタツやストーブが恋しくなりますね☺

今日は、お客様から、よくある質問についてお答えしますね😊

「左用タイヤをください」
「右側用タイヤをお願いします」っというお問合せがあります。

実は、左用タイヤ、右用タイヤというものがありません。

車は、当たり前ですが、どの車もタイヤの種類問わず前進もバックもできます。

ただ タイヤには、回転方向があるのはご存知ですか?
実はタイヤには「方向性タイヤ」と「非方向性タイヤ」の2種類が存在しています。
今回は、「方向性タイヤ」について説明します。

「方向性タイヤ」は回転方向が指定されているタイヤのことです。

ショルダー部分に回転方向示す矢印と「ROTATION」と文字が入っています。

↑矢印を車の走る向きに合わせて装着します。

ただ 右用、左用タイヤがないのですが、
タイヤには、「INSIDE」「OUTSIDE」っといって、
タイヤをホイールに組む際に、「OUTSIDE」の刻印がある面を外側(装着後も見えるよう)に装着します。

タイヤの回転方向が指定されているのは何故か?

特に薄っぺらいタイヤ(いわゆる低偏平タイヤ)は、今までのタイヤ(高偏平タイヤ)に比べて、
走行性能(特にカーブの性能)が抜群に良くなっています。

ところが、低偏平タイヤにしてしまうと雨の日の性能が落ちてしまうのです。

タイヤは道路に溜まった雨を、タイヤの溝を使って排出します。
低偏平タイヤでは雨に弱い分、その溝をさらに効果的な形にする必要があるのです。

そして改良に改良を重ねた結果、「回転方向を決める!」「タイヤの裏表を決める」ということで
排水性能を飛躍的に高めることができるようになったのです。
トレッドパターンや左右非対称の溝の向きに方向性を持たせることで、
排水性能や運動性能を飛躍的に高めているのが「方向性タイヤ」です。

進行方向は、タイヤの回転方向に合わせた装着が必要となります。

ホイールを組む際に、
タイヤは、右用タイヤ、左用タイヤというものは存在しません。

どの位置にも、タイヤは、装着出来るようにできています。

回転方向(パターン)と逆向きに付けたらどうなる?

メーカーの指定する回転方向で装着することで、タイヤのパフォーマンス力を最大限に発揮できるようになっています。

回転方向とは逆向きに装着すると、パフォーマンスは確実に低下します。

たまに、駐車してある車のタイヤを見ると、回転方向が違うものがあります。

必ず、メーカーの指定する回転方向の向きにタイヤを装着するようにしてください。
っといっても、自動車の専用工場でタイヤ交換をした場合は、
そんなことは心配ありませんけどね。